2009年12月31日

小さな泡沫、今年を振り返る

のんべんだらりと生きることは決して悪いことでは無く、むしろ心穏やかに過ごす仮想世界は、私にしても彼にしても、思い通りにならない現実に対する憤りを癒すだけのものとなりました。
時折自嘲気味に自らを『リア充』と呼んだりする程度には仕事にも恵まれ、しかしその責任感は特にXiaoさんの中の人を押し潰し、遠距離であるが故辛い時に傍に居ることが叶わないもどかしさも、仮想世界が補った部分は少なくはありません。
その分人付き合いは大分疎かになってしまいましたがね。
身勝手な言い草が許されるのなら、日頃の接触が無くとも日々の幸せを祈り、何かの機会に会えば何のわだかまりも無いような素振りでやあ久し振りと言えるのが友人だと思っておりまして、私が好きな方達もきっとこれに応えるだけの器をお持ちだろうと考えていたりします。

二人だけであの広い世界で何をしていたかと申せば、買物したり散歩をしたり、その中で見つけた素晴らしい場所で語り合ったり、これは主に私からばかりでしたが愚痴を言ったり、これと言って特別なことは何もしておりません。
強いて上げるならば、たまにそれぞれ性別を逆転させるようになったことでしょうか。
目標は『日本人にナンパされること』とし、試行錯誤は今でも続いておりますが、幸いなことに私は一足お先にアクティブレイディにお声を掛けて頂きました。
Xiao子さんはその魅力に気付いてくれる殿方には未だに出会えないようです。
正直そこらの女子よりいけてるんですがねえ、やっぱり中の人が身長57メートル体重550トンだというのが空気に滲み出てるのでしょうか超電磁ロボ。
ちなみに実物は、手を繋ぐとどうしてもバルスのポーズになるくらいの中肉大背な色男です。

来年も変わること無く、仮想世界は現実世界のひとつというスタンスのまま、穏やかに暮らしていきたいと思います。


私事ではありますが喪中ですのであけましてもおめでたくは無いのですが、折角の仮想世界ですので多少は正月気分に浸ろうかと、着物を新調致しました。
現実の方ではとても残念な体型のEinの中の人、正直市販のドレス等着てもその醜さに心が折れるばかりでして、その為典型的日本人スタイルでこそ栄える和装姿でお呼ばれ先に出向くことが多いです。
で、上から目線で大変申し訳無いのですが、SecondLifeの中で人気の女性用着物の多くが、私のように数度本物に袖を通した経験のある者からしたら多くの不満を感じるものではないかと思います。
フレキシプリムが一枚ぺろんとぶら下がる袖、下過ぎる帯の位置、エトセトラ。
私が今回手に入れました着物は正統派な形ではありませんが、本物志向が故に陳腐になりがちなそういう部分を上手くアレンジしており、全体のシルエットが非常に綺麗です。

私はこの格好で、相方さんは愛用のKTGの着物で、笑ってはいけないホテルマンを見ながら年を越す予定です。
次のデートまで大分日がありますので、その後こちらでも初詣をしようかどうしようか考えつつ。


母は癌で死にました。
姪がもうすぐ子供を産みます。
世界はひとつ瞬きをするだけでその様を一変させ、ともすれば置き去りにされるほどの速さで。
かつ消えかつ結びて、嗚呼方丈記は真理です。

来年も訪れるであろうその変化が、皆さんにとって幸あるものでありますように。


2009年大晦日、ご挨拶に代えて Einsatz