2010年2月18日

達成感から立ち上がれ


駆け出しライターはクライアントや相方さんに迷惑をかけつつもようやっと仕事を終わらせ、かつ次の仕事も頂戴し、何だかあまりにも順風満帆で、いつも逃げては何もかも中途半端で完走という言葉から縁遠い人生を送ってきた私故に、逆に戸惑いも無きにしも非ず。
嗚呼終わったのだという感覚にはとても満足しておりますが、その後に続く脱力感に些か困り果てております。
何せもう色々やる気が起きず、きっとまもなく届くであろう次の仕事への意気込みなんざ全くもって無い始末でどうしたものやら。
ですから少しリハビリも兼ねて、今回の仕事でふと気付いたことでも書き記してみるとします。


さて本日載せた動画は、決して交わらないような二組のアーティストがコラボレーションした曲でして、和と洋が上手く引き立てあってる佳作であります。
そして私のSLにおけるちょっとした思い出の曲でもあり、その思い出があったからこそ今物書きとして生きるには充分過ぎる分稼げるようになれたのです。
ただそれは残念な事にもう思い出にしかなれず、復活やら継続やら、とにかく再び新しい動きを成すことは無いでしょう。

原因は何だったのか、ふと考えることがあります。

それぞれの立場からすれば言い分もありますでしょう誰も悪くないとも言えましょう、それでも私の結論は後悔に尽きるのです。
それまでの短編と違い映像にしたら30分(だったような)は文章にしたら結構長いもので、本来用意されたプロットを元に書き起こすという話だったのがいつしか内容の全てを任され、それは素人にはとても重い責であり、かといって断ることも出来ないと進言することもせずに逃げ続けました。
結局そのままグループごと自然消滅。

ぶっちゃけてしまえば、Eventure消滅は私が悪いと思ってます。

契約上私は著作権を持たないので具体的なことは言えないのですが、今回書いたお話の一部に、あるグループがお互い気遣い過ぎてすれ違ったまま別れてしまいそうなところを、感情的に怒りをぶちまけることで分かり合い、関係が修復するという箇所があります。
私は物書きとして想像力に欠ける部分がありまして、何か書く時はそれまでの経験や思い出なんかを下敷きにして挑むのですが、今回のこれはまさしくその時の後悔と言えましょう。
みっともなかろうが負け犬だろうが、出来ねえよこんなん無理だよ素人に何やらせるんだよと暴れておけば、もしかしたらああ言ったあやふやな終わり方にはならなかったような気がして仕方ありません。

ぼんフェスの準備中、時折みっちゃんが声をかけ、躍らされたりポーズをとらされたりしました。
きっと何か記録映像でも撮っているのだろうと、その時は誰もが思っていたことでしょう。

ねえだからさ、皆あの時感動しちゃったでしょ?イベントのシメで発表された動画が、この曲をBGMに私たちが動きまわっていたものをカッコ良く編集したものだったと知った時。
女子メンバーなんて特に終わっても暫く会場から動かずに見ていたでしょ、あれ絶対中の人うるうるしてたよね?少なくとも私はそうだったよ。

ごめんなさい、逃げてごめんなさい。

失ったものを取り戻そうとは毛頭考えてはおりませんが、同じ轍は踏まないと決めており、正直無意識ではありましたがそんな気持ちから仕事に盛り込んだのだろうと、今読み返してみれば思えます。
若いおにゃのこ向けゲームのシナリオですから、恋愛要素の無い部分は読み飛ばされてしまうでしょう。
それでももし誰かがそれを読み、噛みあわなくなった歯車は崩れるだけなのだと仲良しだからって喧嘩を怖がっていたらいけないのだと、思ってくれたら物書き冥利に尽きます。

みっともない生き様ですが、それで稼げる私はきっと幸せ者ですね。

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