2009年12月31日

小さな泡沫、今年を振り返る

のんべんだらりと生きることは決して悪いことでは無く、むしろ心穏やかに過ごす仮想世界は、私にしても彼にしても、思い通りにならない現実に対する憤りを癒すだけのものとなりました。
時折自嘲気味に自らを『リア充』と呼んだりする程度には仕事にも恵まれ、しかしその責任感は特にXiaoさんの中の人を押し潰し、遠距離であるが故辛い時に傍に居ることが叶わないもどかしさも、仮想世界が補った部分は少なくはありません。
その分人付き合いは大分疎かになってしまいましたがね。
身勝手な言い草が許されるのなら、日頃の接触が無くとも日々の幸せを祈り、何かの機会に会えば何のわだかまりも無いような素振りでやあ久し振りと言えるのが友人だと思っておりまして、私が好きな方達もきっとこれに応えるだけの器をお持ちだろうと考えていたりします。

二人だけであの広い世界で何をしていたかと申せば、買物したり散歩をしたり、その中で見つけた素晴らしい場所で語り合ったり、これは主に私からばかりでしたが愚痴を言ったり、これと言って特別なことは何もしておりません。
強いて上げるならば、たまにそれぞれ性別を逆転させるようになったことでしょうか。
目標は『日本人にナンパされること』とし、試行錯誤は今でも続いておりますが、幸いなことに私は一足お先にアクティブレイディにお声を掛けて頂きました。
Xiao子さんはその魅力に気付いてくれる殿方には未だに出会えないようです。
正直そこらの女子よりいけてるんですがねえ、やっぱり中の人が身長57メートル体重550トンだというのが空気に滲み出てるのでしょうか超電磁ロボ。
ちなみに実物は、手を繋ぐとどうしてもバルスのポーズになるくらいの中肉大背な色男です。

来年も変わること無く、仮想世界は現実世界のひとつというスタンスのまま、穏やかに暮らしていきたいと思います。


私事ではありますが喪中ですのであけましてもおめでたくは無いのですが、折角の仮想世界ですので多少は正月気分に浸ろうかと、着物を新調致しました。
現実の方ではとても残念な体型のEinの中の人、正直市販のドレス等着てもその醜さに心が折れるばかりでして、その為典型的日本人スタイルでこそ栄える和装姿でお呼ばれ先に出向くことが多いです。
で、上から目線で大変申し訳無いのですが、SecondLifeの中で人気の女性用着物の多くが、私のように数度本物に袖を通した経験のある者からしたら多くの不満を感じるものではないかと思います。
フレキシプリムが一枚ぺろんとぶら下がる袖、下過ぎる帯の位置、エトセトラ。
私が今回手に入れました着物は正統派な形ではありませんが、本物志向が故に陳腐になりがちなそういう部分を上手くアレンジしており、全体のシルエットが非常に綺麗です。

私はこの格好で、相方さんは愛用のKTGの着物で、笑ってはいけないホテルマンを見ながら年を越す予定です。
次のデートまで大分日がありますので、その後こちらでも初詣をしようかどうしようか考えつつ。


母は癌で死にました。
姪がもうすぐ子供を産みます。
世界はひとつ瞬きをするだけでその様を一変させ、ともすれば置き去りにされるほどの速さで。
かつ消えかつ結びて、嗚呼方丈記は真理です。

来年も訪れるであろうその変化が、皆さんにとって幸あるものでありますように。


2009年大晦日、ご挨拶に代えて Einsatz

2009年12月17日

引き戻せ、そして踏み付けて放り出せ

SLに飽きた訳ではなく、むしろ日々ログインしております。
ただライター業が幸いなことに軌道に乗り始めちゃいまして、そうなると本来人との交流を何かを作ることで行っていた引込思案な者としては、そこに割ける時間の減少に伴い書き記すべきことが無くなってしまうのです。
ログインする目的は、相変わらず関東と関西で遠距離交流してます相方さんとの逢瀬のみな現状。
腹を抱えて笑うようなネタは有難い事にすっとこどっこいな彼のおかげで恵まれてはいるのですが、それは単純に普通の恋人同士の普通の出来事とし、大切にしておこうと思います。

さてそれでは何故珍しく更新しちゃってるのかと言いますと、別に聞きたかねえやってお方も居られることでしょうが勝手に喋らせて頂きますと、SecondLifeが住民に及ぼす恩恵のひとつ、音楽について考えたことがあり、それは今までもこれからも私を支える素敵な偶然であり、是非今もそこで過ごす方に話したいと思い立ったからなのです。


仕事が順調になれば、そこに己の力不足がかいまみえる機会も増えます。
お勤めしている時期だってそんなことはザラに御座いましたが、上司や部下が居ないフリーの物書きの場合責任は全て自分であり、クライアントに及ぼす影響等考えてしまうと、どんな理由を見繕ってもただの逃げ口上にしかならない言葉はそのまま私を殴りつけるのです。
どうしてまともな文章が出てこないのだろう陳腐でありきたりで嗚呼私はこんなものが書きたいんじゃないんだそこにあるものをあるがままに書きたいだけなのに、そんな風に腐りながら電波の波に流されておりますと、こんな島に辿り着きました。




世代的に高校時代はバンドブームにあたりまして、気の合う友達と組んで活動を楽しんでおりました。
とは言ってもプロ志向だったわけでも無い遊びの延長ですから、自らの技量と相談しつつ難易度の低い曲を選んでの練習と、チケットを他の友人に頼み込んで買って貰うしかないライブとか、そんなもんです。
ある日、ボーカルの彼女がスタジオにて、持ち込んだカセットテープをかけました。

これやりたいんだ

テンポもさほど速くはありませんし手の出ないようなテクニックを使ってる様子も無いその曲は誰もが一度は聞いたことのあるポピュラーなもので、メンバーの誰も否とは申しません。
しかし彼女は続けて言います。

耳コピーで、アレンジしてやりたいんだ

遊びの延長とは申せど学内では一番と言われるようになっていたせいでしょうか、可能だと踏んだボーカルの子にずっとやってみたかったんだと頼み込まれて、少なくとも当時から心の中におっさんが居る私はその様の可愛らしさに負けて応じてしまったのです。

ぶっちゃけ無理でした。

皆四苦八苦しましたが結局最後のライブには間に合わずじまいで、卒業と同時にそれぞれの望む進路に進む為に活動は停止。
ですが私はその後も、思い出したようにケースからギターを引っ張り出しては記憶を手繰って練習を暫く続けておりました。
いつかまた集まったとき、いつかまたあの頃のようにけらけらと笑いながら音を合わせたとき、もしかしたら同じ気持ちで忘れられなかったこの曲を完成出来るかもと。
反面わかっても居ました、集まったとしても皆既に大人で、誰かの結婚式とかそんなんで、近況報告やら思い出話をしながら飲むくらいでまたやろうなんてことにはならないだろうと。
ならば何故かと問われても明確な答えは出せません。
あやふやに言葉を並べることが許されるならば、友達であり仲間であると語る際、頭に『かつて』と付けたくなかったから、好きなことを好きな人達と好きに楽しんでいた時代をただ懐かしむだけでなく、終わってはいないのだ辛いこと逃げ出したいことがあった時それはそこに在るのだと後戻りしたらそれはそこに在るのだと、青臭いあがきだったように思います。

この島に留まってそんなことを思い出しておりますと、妙な悟りが開かれました。

うん今すんげえキツイ、毎日凹んでばっかり
でもこれ堪えてさ、そしたらもっと沢山のキツイことが堪えられるようになってさ
そんなんばっか繰り返しなのかもしんないけど
でもいつかいつかいつか、その先に行けるかもしんないじゃん
したらそこにはあるんだと思うよ
好きなことを好きな人達と好きに楽しんでやれる場所ってやつが
無いかもしんない、このご時世無いことのが多いのも知ってる
でもあるって思いたいじゃん、つか実際あの頃あったじゃん
楽しいばっかだったわけじゃなかったじゃん、結構泣いてばっかだったじゃん
でもちゃんとあったじゃん、だから楽しかったんじゃん
年食ってそんなことも忘れたかババアめ、ダセェ


今回はYoutubeでしたが、SecondLifeでも割と容易に音楽を楽しめるせいか、素敵な音楽に出逢えることがままあります。
その世界じゃぺーぺーの私のぶち当たった壁なんてまだまだ低く、現実世界には更なる困難は数多あり、それに負けそうになる何人もの人が仮想世界に気晴らしの為に訪れ、可愛いもの格好良いもの上質なもの笑えるもの、誰かが作った誰かが置いたそんな世界の中で何かを見つけて楽しくなって明日も頑張ろうとか独り言呟いて、数時間後迎えるであろう朝の為に床に就くのでしょう。
そのひとつとして、音楽の存在もなかなかどうして侮れませんよ。

ですので、提供する側の人。
興味無い他人のおしゃべり垂れ流しを強制的に再生させるの、やめてください。
未熟さに言い訳かまして自己満足のライブを繰り返すの、聞き苦しいです。
彷徨うアバターにはそれを動かす人間が居るのです、そこに心が篭っているかどうかくらいは判断出来るのです。

どれだけ拙くても、それが優しさから始まる音ならば。

2009年10月28日

泣いた烏は熟睡の後微かに笑った

もうほんと何て言うか、 愚痴ばっかで泣き言ばっかで悪口ばっかで未熟者パワー全開で父ちゃん情けなくって下の口から涙出てくらあ。

今日は大分復活したので、嫌な話は無しで楽しく過ごそうと思います。

2009年10月27日

みんな消えちゃえ

愚痴を並べさせてください。
何一つ有益な情報も絞り込んだ考察もありません、まあ元々そんなものは無かったのですけどね。

価値観が合わない人と友人になれる程出来た人間ではないようで、先日「知人」と意見がぶつかりまして、お相手の反応が最も苦手とするタイプだった為、昨日その旨をお話し今後の関わりを絶たせて頂きました。
社交辞令も含まれていることは否めませんが、それまでお話したこと等の感謝も述べつつ失礼しましたと〆たつもりだったのですが、その後IMが届いていたようで確認してみますと、またも自分の正当性を訴えかつ私が許せないのなら仕方が無いとおっしゃってました。

私は確かに出来の悪い生物ですが、冷静に交流関係を清算した後のこの発言は不必要であることくらいは理解出来ます。
何でしょう悔しかったのでしょうか、気をつけてお相手の考え方を一般論で批判せず個人的に嫌いとお伝えしたのですが。
私が離れたことではなく自分が誰かに嫌われたという事実を認めたくないという感情を如実に表している一文であるようにしか受け取れない私は、余程卑屈な性格なのでしょうきっと。

世の中気の合う方ばかりでないことは知ってますから、せめて仮想世界でだけは好きな人とだけ交流したいのです。
それでもこういう態度をとられてしまうと打たれ弱いへタレ者は途端に弱ってしまいまして、何も手に付かず食事を摂る気も起きず、ただひとりSSのようにあちらこちらをぶらつくばかりの一日でした。

私が敬愛する方々は、SecondLifeがただ好きで世界を楽しみまたそうして過ごしてる人を応援することを喜びとしていらっしゃいまして、ブームが去った今再び盛り上げようとか流行らせようとかそういうものを望んでらっしゃらないと思っています。
今回縁を切らせて頂いた方と関わると、その尊敬する皆様とその方々を大好きでいる自分を汚してしまうので離れただけ、つまり個人の好き嫌いの問題でしかありません。
ですのでこの胃の底辺りに居座るもやもやは、自身の誇りを守るために遭遇した事故による痛手として何とか治癒させられるよう精進します。

2009年10月9日

ちっこいのがちょこまか

我らは設定上、姿形に制限の無い三つ目の者です。
なので気紛れにFurryになったりTinyになったりと、良くいえば自由に、悪く言えば節操無く遊んでおります。

TinyはLOCO POCOSのファンで、基本は私は狐で彼は虎を愛用しているのですが、本日はハロウィンイベントで手に入れた豚になってみました。
このイベント何が楽しいって、景品のアバターも非常に可愛らしいのですが、途中手に入るお菓子の詰め合わせがまた良く出来ているのです。
ちっちゃいお菓子が沢山詰まったちっちゃいバッグをちっちゃい獣が抱えて右往左往とする様に、いい年して可愛いものに目が無い私と、男らしいがっしりした見た目に反して乙女チックな雰囲気に弱い相方さんとは、終始とろけっぱなしでした。

欲を言えば、皆さんにもLOCO POCOSのアバターになって参加して貰いたいです。
販売されてる商品に殆ど劣らないウサギがFreeでありますので、是非それを身につけて、この世界観ごと楽しんで頂けたら、ファンとしてとても有難い限りなのです。

それ以前にこちらの商品、かなりお安いと思うんですよね。

2009年10月4日

それはお洒落なんですか?

この土日は月のものがやけに酷く、何をするでもなく鎮痛剤を飲んではごろりごろりとしておりました。
仕事に影響させずに済んで良かったのか、はたまた折角の休日を無駄にして残念だったのか。
ですので本日は、横になって痛みを散らしつつ、自分の土地や他所様のSIMにて音楽を聴いて過ごすことに。
個人的まったりコースの一つに、みんな大好きChouchouがあるのですが、今日はそこで少々気になったことがあったので、ちょっと書こうかと思います。

こちらのSIMは個々の環境の違いはあるでしょうが、アバターの顔がとても美しくなる空の設定だと思うのです。
私が常用してますスキンが非常に上質でフェイスライトを使う必要が無いこともありますが、ここでは小鼻の皺みたいな影が出ず、ナルシストSSの撮影にも相方さんと共によく訪れる場所です。

さて本日のSS、あえてなんの加工も施しておりませんので見辛いでしょうが、私以外に三人ほど写っておりまして、皆さん足元が明るくなっているのです。
そのお顔を拝見させて頂きますと、どこぞのベテラン女優さんのようにライトアップされておりました。
その強度は、明るすぎて逆に目のくまが際立つほど。

フェイスライトを使うなとは思いません。
PCの性能によって見方の変わる世界です、よそからどうであろうと、自分が綺麗に見えるようにするのが一番良いのです。
しかし、地面まで照らすのはいかがなものかと。

薄暗い場所でその雰囲気を壊してまで顔の影を消して、それを見てる側としてはその必死さを嘲笑するだけで、決してその美しさに感嘆することはありません。

またこれは偏見なのでしょうが、そういう方に限ってシェイプのバランスが崩れまくってる気がします。


以前からフェイスライトを使うことに違和感を持っていた私は、このスキン屋さんを知ってからは自信を持って外すことが出来ました。
本当に素敵な場所は、空の設定や照明にもこだわりを持って作られています。
それをぶち壊したくないのです。

2009年9月14日

こう見えて寂しくないんだよ

本日スキンを新調致しまして、あまりにも気に入ってしまいましたので、彼が休んでからこっそり自分撮りを楽しんでおりました。

一通り撮り終え満足しつつ座っておりますと、小柄なTonkTastic大好きっ子さんが声をかけてきます。

You look abit lonesome here.
May i join you?

なんか寂しそうだね。一緒に遊ぼうか?


今日、日中現実の方で少々気落ちするようなことがありました。
取り立てて珍しいことでもないのですが、私にとってはそれまで信じてたものがどんどん崩れていき、もういいじゃないか責める気も無い何もいらないただ放っておいて欲しいと、脳みそが疲弊した一日でした。
夜になり仮想世界で彼に会った時、事の顛末だけは説明して、あまり愚痴を続けてしまうよりは二人で楽しく過ごそうと、どんよりした気分を見ないフリしていつものように遊びました。
彼もそれ以上は何も聞かず、ただこちらが凹んでるのを承知で強がらせてくれたようです。
それがとてもとても嬉しかったのです。

ナルシスト撮影会が目的の半分、残り半分は音楽を聴きながらひとり頭を巡らせること。
chouchouのairって曲が大好きなのです。

嗚呼誰も彼も私を知ろうともせず知ったようなことばかり、でもこの世界にたったひとり、ただ私をあるがままなすがままにしてくれる人が居る。
ほじくり出そうとせず、吐き出せばいつまでも聞いてくれる。
ひとりだけでいい、むしろひとりだけがいいのかもしれない。
そんな人が居てくれるってのは、実は結構な奇蹟だって私知ってる。

そんなことをぼんやりと考えておりました。


だから通りすがりのナイスガイ、気遣ってくれて有難いがそりゃあなたの勘違いです。
零れ落ちる程の幸せを、まるで昔の漫画によくあるパチンコで大勝ちした人のように両脇に抱え、そこからひとかけらずつ取り出しては噛み締めていたこの時、確実に私はひとりじゃありませんでしたから。

2009年9月8日

Midnight Nekomata

最近はこのような青っぽい格好をしております。
耳・髪・足・手・尾をひとセットとして、夜の猫又です。
画像じゃ解り辛いかもしれませんが、尻尾は二股になっております。
これを作り始める直前に素敵刀を手に入れたせいで、手はグローブではなくアームウォーマーとして作りました。
抜刀モーションがかっこいいので、持ちたかったのです、戦闘なんかしないのに。
服はもっぱらCuriousKitties、こちらの商品はSLの中で一番美しい黒なんじゃないかと思ってます。

やっぱり売る予定は無いです。
もう自分達が楽しむためだけに作ってるような気がしますが、それはそれでアリと思ってます。

てことで次は白狼を作る予定です。

2009年8月24日

夏休みの宿題

この休日は、Showcaseで見つけた素敵スポットを散策してました。

http://secondlife.com/showcase/

静かなところですました顔してますが、中の人たちはうっひゃーって興奮しながら撮影した本日のSSです。
素敵な場所では素敵な方をよくお見かけ出来るもので、麗しい方のProfileを拝見しては、その人が愛用されてるお店に行っては買い物三昧でもある日でした。

本当なら私は月曜の朝まで上げておかなくてはいけない仕事があり、彼も持ち帰りの仕事を済ませなくてはいけなかったのですが、こうしているうちに時間はどんどん過ぎて行き、夏休みの宿題を夏休み中に終わらせた経験がほとんど無い相方さんは、嗚呼もう明日早く出勤して会社でやるうとちょっと早めに休みました。
ちなみに私は、夏休みの宿題は最終日に徹夜してやっつけで終わらせる子でしたので、これから仕事に取り掛かるとします。

駄目な社会人だなあこの二人。

2009年8月10日

Electric bee

計画性何それ美味しいの?ってな感じで、沸き起こる創作欲という名の衝動のままに作り始める人間です。
刺青屋を営んでいた頃は、下書きしてスキャンしてなんてこともやっておりましたが、今では全て脳内自分会議で済ませております。
そんな感じで作り始めたものですから、当初は電気を纏った白狐を予定していた筈なのに、完成してみたら電気を食べる虫になってました。
おかしいなどこで道を間違えたんだろう。

いずれ始めようと思ってはいるのですがあっちで遊んでこっちで別のものを作りをしてて一向に進まない「彼は誰の森」制作なのですが、一応この虫はそこの住人という設定です。
三つ目の罪人が贖罪の為に色んな時空を旅するお話でして、この森はその拠点となる場所。
自然と共存する科学がテーマ、あいやそんな壮大なもんじゃなくて、生物が満足する生を全うするには自然も大事よねーでも知的生物の好奇心だって本能よねーって感じで妄想してる物語ですから、その罪人が作り出した生物のひとつとして考えました。
自分で書いててよく分ってません。

作ったは良いのですがねえ、これどうしようかしら。
とりあえず創作欲は満たされましたので、ちゃんと仕事します。

2009年8月3日

祭のあと2009

完璧主義で見栄っ張り(あソレ)だけど仕事のペースはとっても遅いんだってーさっ、とまあ我らの物作りに対する姿勢を簡単に表現するとこの三つです。
プライドはやけに高いから手の込んだものを作ろうとしまして、それにかまけて納期のことなんて頭からすっぽ抜け。
私個人で言えばリアル仕事もそんなもんで、物書きが筆が遅いって致命傷じゃねえかと日々頭を抱える始末です。
そんな感じですから先程参加させて頂きましたイベントも、時間配分をきちんとされて通常プリムで複雑な形状のものを表現された方が入賞され、我らは参加賞を頂くまでとなりました。
でもその参加賞がL$200、結構嬉しかったです。

小心者でもあります我ら、終わった時には緊張が解けてすっかり真っ白な灰状態でして、残念ながら二次会は遠慮して彼の家でうだうだしておりました。
嗚呼そう言えばこれも参加賞で貰ったじゃない、と高性能サックスを取り出して遊んでる場面の本日のSSです。

こういう催し物に参加すると昔を思い出してしんみりしてしまうよ
またイベントとかやりたい?

いや、もういいや

ちゃんと区切って欲しかったのです。
楽しくて、夢中で、熱くって、だからこそ余計に、終わるならはいここまでよと終止符を打ってくれたらと。
きっと私達は、Eventureが大好きだったんです。

でも楽しかったね、出て良かったね
そうだね、楽しかったね

提供する側に立つことはもう無いでしょう。
ありがとうさえさま声を掛けてくれて。
沢山の人の中で遊ぶのも悪くないと、思い出せた嬉しさのままで今日は就寝。


「祭ばやしが聞こえる」のテーマ
これ確かTCの時も同じ曲置いたような気がしますので、記事タイトルには2009をプラス。

2009年8月2日

中の人はいっぱいいっぱい

落ち着いたお洒落なカフェにて、夕日が頬をなぞる中語り合う二人。

X:あーもうどうしよう、俺通常プリムなんて扱い方全然わからないのに。もう受けを狙いに行くしかないでしょ

E:でも作った後に説明タイムがあるのよ。楽太郎が政治ネタで笑いをとった後に説明したらなんか鼻に付くのと同じよ

X:つったってえーと去年のお題が「オフィスでよく失くすもの」か、これで普通にクリップやらボールペンやら作ってもつまらないでしょ。「やる気」みたいな大喜利的な方向目指さないと

E:まず笑いを取りに行く時点で主旨変わってきてるのと、あなたは狙いに行けば行く程笑いの神に見放される傾向がありますよ。ところでお腹痛いって言ってばっくれちゃダメかな

X:定番過ぎる理由であからさまに仮病だよ

E:ねえおうち帰って自習したほうが良くない?

X:いやもうぶっつけ本番で


引き篭もりで人見知りで目立ちたがりな屈折二人組、二年前のTC以来久し振りに公の場に顔出します。
http://slurl.com/secondlife/Friend%20City/217/65/28にて21時45分スタート。

2009年7月30日

眠れぬ夜

最近睡魔がやってきては私を虜にしてしまい、どうにも仕事が片付きません。
昨日も2/5が残ってしまい、しゃあねえなと今朝方早起きして何とか片付けました。
幸か不幸か抗えないほど強力な睡魔様のおかげで、目覚まし無しで日の昇る前には覚醒しておりましたので、作業は快調に進み先程終わらせることと相成りました。

プライベートの用件で休むことはままならなかった為、久し振りにSLの方にログインして時間潰し。
よそさまのBlogを参考に各所をぶらついておりますと、その中のひとつを見るに考えることがありました。

そうか皆パートナーのことを第三者に説明する際、「嫁」「旦那」って呼ぶのか

しつこくてうざいのは承知してますがあえて説明しておきますと、我らは「結婚」という意識ではパートナー登録しなかった為、互いをそう認識しておりません。
私個人は誰かにXiaoさんの話をする時は、「彼」とか「相方」とか「あの変態」とか呼んでます。

さてじゃあ彼は私を何と呼んでるのかしら?

お付き合いして間もなく中の人は多忙となった為、彼の交友の様子を目の当たりにする機会が殆どありません。
そんなシーンはあっただろうかと記憶を手繰り掘り起こしてみると、知り合ってすぐの頃共通の知人の元に呼ばれた時のことを思い出しました。
とても仲良しのカップルでして、彼女の方が私に冷やかし半分で教えてくれたことです。

僕の大切な人をここに呼んでいい?って聞かれたよ

今ですら私の本名を呼び捨て出来ない人ですから、当時はどう呼ぶにしても照れ臭くて考え抜いたあげく一周してしまい、言われた当人が画面の向こうで赤面するばかりの表現になったと推測。
思い出したら嬉しくなってきてしまいました。


中の人ニヤニヤしながら、そんなラッキーボード待ちin愛用スキンのお店。
Eが出ません全然出ません「?」でも良いのですが何故かX出現率が高くて余計凹むって、って瞬間の本日のSSです。

2009年7月28日

物欲に底は無い

ここ最近始まった仕事が割と好調で、集中力をそこに注ぎ込んでいるせいかSLでのものづくり欲が溜まりつつあります。
嘘です。
仕事とドラクエに必死です。
最近錬金に手を出し始めまして、まあ主人公に扇を持たせてるのですが、店売りの扇はあまり強力では無いもので、旅芸人に攻撃力求めるなよって話ですがそこは浪漫てやつです。
よるのとばりはまだかーまだ出ないかー。

さてさてSLはと言いますと、またここ最近物欲が頭をもたげてきた我ら、素敵な髪を見つけまして、あまりにも気に入ってしまったので久し振りにナルシスト撮影会を行ってまいりました。
撮影場所は赤線というSIMでして、景観と音楽ともにお気に入りの場所です。
時間を忘れるほどに。

この後、やばすやばすと早々におやすみなさいと相成りました。

2009年7月9日

臆病者の意地


我らはパートナー登録して3年目になりました。
仮想現実共にお付き合いを開始したのはそれより大分前なのですが、諸事情がありまして遅れて手続きをしたのです。
ですが、我らは「結婚」をしたとは思ってません。
大体パートナー登録も、当時刺青屋がそこそこ繁盛してました私がお客様からナンパされたり口説かれたりすることが多く、恋人がおるのでとお断りするとパートナー欄は空いてるじゃねえかと食い下がるしつこい輩も稀におりまして、そういうのが面倒になったので意思表示としてしたものです。
だから結婚式なんてものもやっておりません。
しかし共通の知人に会い同席される初対面の方に紹介して貰う時など、日本の習慣から夫婦と称されることがあります。
いちいち否定するのも角が立ちますので、裏で苦笑いしつつも愛想振りまいておりますが。

何でそこまでこだわるのか別にいいじゃん、と思われる方も多いでしょう。
互いにまだ自分のことだけで精一杯の未熟者ですが、現実では感情だけでやっていいことでは無いとは存じてまして、そして我らの関係は現実のものなのでどうしても慎重になるのです。
ですのでもしこの記事を目にして下さった近しい方々、どうか我らの考え方を頭の隅にでもしまっておいて下さると嬉しいです。
個人的にはコンビとして扱って貰えたら有難いです。


本日のSSは、先日の私のリアル誕生日、現実ではZIPPOを貰い仮想ではそのデザインをモチーフにしたネックレスを貰い、何かお礼したいなあと思って描きましたProfile用画像を上げたところです。
案外よく出来たかなっと。

2009年6月29日

作るっていいね


先日物欲が湧いて二人でうはうはと買い物巡りをしていましたところ、

invisible couple eyes are cool

等とお褒めの言葉を頂きました。
invisible coupleとは、我らの付けてますグループタグにはそれぞれInvisible freedom・Invisible gunと表記されているので、合わせ技でポンとまとめられたのでしょう。
ちなみに、敬愛する真島昌利のTRAIN-TRAINから歌詞の一部をぱくってきたものです。
我らの目は私が作ったものの色違いで、同じテクスチャを使って眉間に第三の目をつけていますので、どちらのことを言ってるにしろ、私が作ったものであるわけでして。
相方さんが作った指輪も、こうして同じように他人様からちょこちょこ賞賛してもらえます。
褒められることが大好きな二人は、その度にうきうき。


今日のSSは、今楽しくかきかきしてます相方さんのプロフィイラスト用下絵のボツになったものです。
あまりにもかわいくて、正直そこらの女子よりもかわいいので、勿体無いから掲載。

2009年6月28日

悲しいって表現は違うのです



I just can't stop loving you
I just can't stop loving you
And if I stop...
Then tell me just what will I do

'Cause I just can't stop loving you


嗚呼畜生、好き過ぎてしゃーない
でも仮にこの気持ち忘れてしまったら、その時は思い出させて欲しい

何があっても終わらせたくない程、あなたが大好きなんだ


調子こいてまた適当翻訳やってみました。
英文から見ればちょっとずれてる感はありますが、物書きの端くれとして行間読んでこんなんかなあと。

正直彼の訃報を聞いても、その瞬間はへーそうなんだとしか思えませんでした。
音楽を自分で選び楽しむようになった年の頃には、今では懐かしいウォークマンには必ず入ってた彼の歌。
ダンスも歌もビジュアルもただただ「カッコイイ」とだけしか言えなくて、馴染み深いと共に手の届かないビッグスターなKing of pop、私にとってはお空の一等星が流れ星になってしまったような感じとでも言いましょうか。
あー死んじゃったのかーなんて考えてますとテレビなんかで彼の特集が放送され始め、手の空いた時に見てみますと、彼の自宅にあった隠し部屋の映像が流れてきます。
沢山のおもちゃ、沢山のゲーム、沢山のぬいぐるみやアニメグッズ。
それらを見ているうちに、恥ずかしながら声を上げて泣いてしまいました。
(ねえ、あなたならそれがどこから来る感情か解るよね?)

きっと時代の流れと共に、彼の栄光は色褪せることでしょう。
それでも時折ラジオから耳にする、ただ愛されることを望んで全てを愛したポップの王様の歌だけは、どれだけ時が過ぎようと価値は揺るぎません。
そうして私たちは思い出すのです、嗚呼この曲大好きだったよ。
同時に願うのです、すぐまたこうして思い出せたらなと。

'Cause I just can't stop loving you

2009年6月26日

もう10年以上前になるか



We all say, don't want to be alone
We wear the same clothes cos we feel the same
And kiss with dry lips when we say goodnight
End of a century
Oh, it's nothing special

皆言うよ、ひとりぼっちは怖いよって
だから同じ格好をして同じ感性を保って
おやすみなさいって言ったら乾いたキスを返す
嗚呼世紀末だ
そこに特別なことなんて何もありゃしない


事実上活動停止してたBlurが再始動するそうで、あーこりゃ目出度いってなもんでYoutubeの公式チャンネル見ながらうはうはしてます。

オフィシャル
http://www.blur.co.uk/

Youtube Official Blur Channel
http://www.youtube.com/user/officialblurchannel?blend=8&ob=4

調子に乗って久し振りの適当翻訳してみました。
嗚呼青臭いガキ臭い、駄菓子菓子それがいいのです。


追記。
さざびさんとこを参考にエンドレス再生中。

イマサラ

刺青屋を閉めて大分経ちました。
ちまちまと絵を描く作業からは遠のいておりましたが、先日とある切っ掛けでまた熱がぶり返しまして、いつも面倒見てくれる相方さんへのお礼としてProfile用の画像を作ろうと考え、練習がてらまず自分のものを描いてみました。
こういった作業に集中出来ますと、その間言葉の通りに我を忘れる時間を過ごせまして、煩わしい感情なんかが取っ払われてとても楽になります。
その分目に疲労が向かうんですがね。
昨年あたり眼病を幾つか患った原因はこれかーと、今更ながら気付いたりしました。
でもやっぱ楽しくて、あまり生に執着の無い私としてはまあいっかーで済ませてしまって相方さんに渋い顔をさせてしまうので、目標である彼の自画像が出来次第控えようかと思いました。


前回の記事に言葉足らずな部分があったようですので、ちょいと補足しておきます。

嗚呼でも正直SL**meはあてにしないほうが良いですよ。
玉石混合と言うにはあまりにも玉が少なすぎます。

最後のこの二行、ぼやかした表現を使ったせいか逆に誤解を生みかねませんよね。
何が言いたかったかと申しますと、Newbieさんが頼るにはあそこの玉石のうちの石が攻撃的過ぎて、不愉快な思いをしてSLユーザーを嫌いになってしまうだろうということなのです。
こう感じた切っ掛けは、とある質問に対する一連の反応を読んだからでして。

http://oshiete.slmame.com/e654114.html

私はもう何年も参考にさせて頂いてるBlogが沢山ありますし、そこのリンクを辿って新たに素敵なところも発見したりしてます。
その中にはSLma**のものもやっぱりあります。
しかし玉を見つける前にこのような石に躓く可能性の大きい「場所」は、やはりSecondLifeに飛び込んだばかりの方に薦めるわけにはいかないんじゃないでしょうか?
ですのでご自身で検索したり、また知り合った素敵な方が書かれていたらそこを訪れたりして、その中から選んでいくのが最善だと個人的に思います。

2009年6月24日

たのしいこと


最近Furryを好みます。
色々なお店を巡るうち、とても可愛い狐アバターを見付けました。

http://slurl.com/secondlife/Space/104/220/257
Mutation Industries Pacific Surf Fox Female

可愛らしさの中にも毒のある愛嬌があり、中の人は自他共に認める変態である相方さんは、こちらのお店で売られているユニコーンを愛用しており、わざと悪い顔にして楽しんでいます。
細かい部分もとても綺麗なスカルプで作られており、その活き活きとした様は個人的に大好きなWile E. Coyoteをイメージしました。

http://en.wikipedia.org/wiki/Wile_E._Coyote


あまりにも気に入ってしまったので、着替えたときたまーに尻尾が外れるのが面倒で止めていたHybridに戻りました。
耳と尻尾は自作。
真っ白な九尾の狐設定は忘れてくれると有難いです。
今回尻尾にはScriptを仕込みまして上下左右にぱたぱたする為、9本にするとうるさくてしょうがなかったのです。
llSetTimerEventではなくllSleepで動く間隔を調整してるので、多少は負荷が軽減されたでしょうか。


GroupNoticeでも流したのですが刺青屋は閉めました。
門前の小僧習わぬなんとやらとでも申しますか、3Dモデリングのプロである相方さんのおかげでSculpで色々作ることのほうが楽しくなってしまいモチベーションがそっちから戻らなくなりまして、皆さんへの返しきれない感謝の気持ちを別れの言葉にするしかありませんでした。
んじゃ今何してるのってなりますと、


頭の中で妄想してる物語を形にしてます。
画像の小屋の中にも家具が幾つかあり、そろそろ売り始めようかでも面倒臭ぇなどうしようかな、と日々考えあぐねております。


とんとご無沙汰しておりましたが、やはり今でもこのように相方さんと共に日々面白おかしく過ごしております。



さて何故休止してる筈がいきなり書き出したかと申しますと、ちょいと気になる記事を拝見しまして。

http://trend.gyao.jp/internet/entry-218017.html

まあ内容としては特に異論は無いのです。
古参説教臭ぇって感じですがちょいと語らせて頂きますと、私がSLに生れ落ちた2006年12月16日、今でこそ意思疎通には問題無い程度の英語力は身に付きましたが元々は高校時代英語のテストで学年下から4位という輝かしい記録保持者の私には、英語だらけのチュートリアルは皆目理解し難いものでした。
操作や何やらある程度慣れるのには一ヶ月掛かったでしょうか、ProfileのMyNoteタブにYahoo翻訳のアドレスをメモして分らないことはとりあえず日本語にし、それでもちんぷんかんぷんな時はWikiやFurryJapanを見たり。
日本にブームが訪れる前の時期でしたから、この記者様と同じように人気の無いSIMで寂しい思いも何度かしました。
そこで何故飽きて止めなかったかと言えば、仮想世界で何かを作るということに興味があったからなだけなのです。
近しい方々はご存知でしょうが、私は人付き合いが得意ではありません。
現実でもお付き合いしている相方さんと過ごす時間を除けば、大概ひとり自宅に篭ってPrimいぢりをしてるか買い物してるか散歩してるかで、大勢の仲間や友達に囲まれて過ごすということは全くありません。
しかしそれでも楽しいのです。

何が言いたいかってーとこの記事と言うよりは、反論コメントのいくつかに難癖つけちゃろかって。

コミュニケーションて、そんな重要ですか?

Your World. Your Imagination.
想像力が創造力なこの世界でやりたいことが見付からなければ足が遠のくのは当然で、逆に言えばそれさえあれば楽しく過ごせる場所なのです。
物作りやお洒落や放浪やRPやネタや沢山ある中人付き合いなんてその要素のひとつなだけで、そしてそれらを持てることはそんなに一般的なことではなく、むしろ幸運。
存在することが義務である理由のない仮想世界は、楽しめるものが無かったらアバターはただ放置されるのみ。
元々憧れを持って飛び込むならまだしも。

リアリティのある記事だと思いますし、決してネガティブなだけの内容でも無いですよ。
だって最後にちゃんとありますもの、空が綺麗だって、安らぐって、たったひとりで居るのにSecondLifeの素敵な部分をもう二つも発見されてるのですよ、しかも私も大好きな要素だったりします。
ここから先は、想像力が衝動を湧き起こすか否かなだけ。


嗚呼でも正直SL**meはあてにしないほうが良いですよ。
玉石混合と言うにはあまりにも玉が少なすぎます。